2020/12/23
先日、noteに記したテキストに加筆訂正加えます。
日曜日、22歳の若者が2人、練習に着ました。
1人には以前話しましたが、もう1度話します。
何度でも話します。
息子には幼少期からそうやって、育ててきました。
これを耳にして嫌な顔した会員や若者、いません。
僕自身は13歳の頃だったので、少し遅かったかも
しれませんが、大人から教わる訳ではなく、自分で
その感覚を見つけたのでご容赦ください。
これを口にすると、どんな若者でも子供でも耳を
傾けてくれます。
「いいか、自分のことを天才だと思え。」
頭から答えをぶつけます。
「なんでか分かる?」
そこで疑問に思うよう、質問を投げつけます。
「天才だから。」
「?」
疑問に思う顔に向けて続けます。
「例えばさ、出来ない事にぶつかるじゃん?でもさ、
出来るんだよ。なんでだか分かる?」
「分からない。」もしくは、
「分かりません。」
そんな答えが返ってきます。
「なんで?出来るんだよ。天才だから。」
「例えばさ、分からないことがあるとするじゃん?
でもさ、分かるんだよ。なんで?」
「天才だから。」
「そう。また何か出来ないことにぶつかっても出来る
んだよ。なんで?」
「天才だから。」
「そう。」
ここからは大人に対して使う言葉づかいで記します。
子供に説明する際も意味は同じです。
「おいらさ、中学生の時にキックボクシング始めてね、
その時は誰もキックボクシングなんて知らなかったの。
もうね、超マイナーな競技でね、新聞やテレビで出ることも
なかったし、専門誌もなかったの。でもね、これで
有名になるって決めたの。なんでだと思う?」
「天才だから。」
「そう、自分を天才だと思い込んでね、だから出来るって
思い込んだの。」
「いくらでもやめていておかしくないことがあったけど、
やめないで続けてこれたのね。なんでだと思う?」
「天才だからですよね?」
「そう。」
そんな説明をして、説明は続きます。
「何も思っていなかったら辛いことや壁に当たった時に
やめようかなって思うよね?でもさ、天才だから思わない
んだよね。」
「誰かにいうとさ、お前なんて天才でもなんでもないとか
いう奴が必ず出てくると思うんだけど、そんな奴にいわなければ
いいし、なんなら口にしないで思っているだけでいい。
そう思うと、頑張り方や精神的に壁にぶつかった時に
乗り越えられるから。」
先日、練習後にそんな話をしました。
息子が小学1年の時に父子家庭になって、その時には
交通事故でブランクを作ってこのまま引退するのだろうと
思われる側の人間でした。
でも、それまでの考え方は間違えていないと思うので
それを息子を育てるのに使いました。
再起を目指し始めて、またその考え方を用い、続けて
きました。
息子も中中の天才の子供です。
小学生で成田山まで往復しました。
そう、それこそその思い込みが大事なのです。
「出来るよ、お前は天才だから。」
5年生の時に、成田山まで一緒に走ったのです。
なので、6年生の夏休みに往復したのです。
自信と向上心はドローです。
なので、中学生の時に銚子まで。
高校生では富士山まで一緒に走って登りました。
中学生の時、一度だけ辛くて走りながら泣いた
ことがありますが、頭を鷲掴みにして
「いつか、今の自分が絶対に助けてくれる。」
そういって励ましたことがあります。
あとはもう、全部無難にやりました。
僕が思い込んでいるから、彼もそうなるのでしょう。
自分は特別と思い込むことはとても大事と思います。
子供会員にも使います。
キックボクシングでなくたっていいのです。
本当に成功したいと思うものに出会った時、その考え方は
使えると思います。
キックボクサーになりたくて、始める子供なんて僅かで、
なら、それを通じて他のことでも通用する考え方なども
伝えてあげるのも、こちらの仕事だと思うのです。
「好きこそものの上手なれ」
この言葉も昔からよく使いますが、若い人は知らないことが
よくあります。
好きだから上手になりたいではないですか。
好きだから工夫するではないですか。
好きだから続けたいではないですか。
好きだから成功したいではないですか。
だから、工夫する努力や考える努力を惜しまないのです。
ええ、自らを「天才」だと思い込むことによって
壁に当たった時に、打開策を自ら見出すことが出来る
のです。
壁を壁だと思わないで手段を考えることが出来ます。
「そんなこといって、沢山敗けてるじゃねぇか。」
僕を認めたくない人は、その要因を見つけては僕を
否定するでしょう。
僕が誰より先にやったこと、沢山あると思います。
僕はそう、思っています。
小学生にもそう伝えるし、若者にも同様です。
そうでない方にも稀に話す際は、若者や子供に話す
時同様に、「キックボクシング以外でも」の条件を
つけて話します。
そう思うと意外と何でも上達は早いと思います。
才能あると思うと、出来るようになると楽しいですよね。
楽しいと上達するのが早いのです。
天才と呼ばれるスタイルとは違うことくらい分かって
います。
教えてくれる人なんていなかった頃からやっています。
15歳でデビューして、48歳まで現役で続けてこれる
ことが出来ました。
ええ、天才だからです。
そう記すと、僕を嫌いな人は一生懸命否定したがるので
しょうが安心してください。
そう思い込むことが出来たからこの歳まで続けてこれた
ということがいいたいのです。
「思い込む」というのはとても大切と思います。
自分がしてきた殆どは、思い描いてきたことです。
当時を知らない方には通用しないでしょうが、あの時代で
色色考えたそれです。
思い描いてそれを信じ込んで我慢する。
イメージして工夫して我慢する。
これまでそうしてきました。
「だから何だ。」
そういう輩もいるでしょう。
でも、そのおかげでこの歳まで頑張って来れました。
30年以上同じ階級で続けている選手はいないと
思います。
簡単です。
僕が天才だからです。
ええ、そうでないことは理解しています。
そう思い込むことによって工夫を継続することが
出来たのです。
子供を富士山まで走って連れていきことも誰にでも
出来ます。
「誰にでも出来る。」
「ただ走るだけ。」
以前、掲示板で酷い非難を受けましたがその通りです。
休みに走っただけでそこまで非難されなくてはならない
理由が分かりません。
誰にでも出来ると思いますが、それには出来ないと
思います。
思い込むということ、信じ込むということはとても
大事だということ。
それと、顔を隠さないと人の悪口をいうことが出来ない
人間は大したことがないということ、伝えたいことは
この2点です。
あんまり売れなかったので偉そうなことはいえませんが、
自伝を書くことも出版することも中学生の時のイメージ通りです。
高校入試に失敗したことや、翌年再入学した定時制を
自主退学を強制させられたこと。
2年遅れて再再入学したのに、留年して卒業が21歳に
なってしまった人生の失敗などはイメージしていませんでしたが、
いつかそれがネタになると思ってはいました。
日本チャンピオンになることも、人気のなかったキックボクシングで
満員にすることも、メインイベンターになることも、雑誌の表紙に
なることも、前述した自伝の出版も全部思い描いた通りです。
勿論、それなりに我慢しましたが、でも、その通りに出来ました。
それ以上になれなかったのは、、僕のイメージ不足と努力不足です。
「ざまぁみろ!」自伝のタイトルも、当時思い描いたそのままです。
色んな職業、学生でもそうです。
各各其其、色色ストレスがあると思います。
思い込んで信じ込んで、嫌なことがあったその今を
乗り切ってください。
そんな程度のこと、とはいいません。
でも、そんな辛いことくらい乗り切れるのです。
そう、あなたは天才だからです。
それでも上手に乗り切れない悔しさがあるのなら、
枕でも殴ってください。
出来るだけ憎たらしい奴を思い浮かべて。
陰口叩くよりすっきりするし、健康的です。
すっきりしますよ。
それでもすっきり出来ないのなら、ミットを蹴りに
着てください。
YouTubeで少し公開していますが、楽しいですよ。
長長と失礼しました。
noteに戻ります。
今日はゴールドジム本八幡店でのスクール指導のため
ASSHI-PROJECTは定休日です。