2020/05/02
心当たりのあるような光景です。
その景色が、ではなく似たような光景が目の前の
馴染んだ景色が、それに替わってしまって、まるで
映画の中にいるかのような錯覚を起こします。
タイトルのその映画を度度思い浮かべます。
内容他違いますが、でも、思い浮かべてしまいます。
結末も勿論、違いますが、でも、思い浮かべてしまいます。
他人事や他所のことが身の回りになる危機感がそう
させているのかなと思います。
早く全て元通りになる訳ではないのでしょうが、それに近い
形でリスタートが出来る世の中になることを願います。
「血」
物騒な世の中に物騒とも取れることを記そうとして
すいません。
次の尻取りが「ち」で始まる語彙ですので、なら
そのまま「ち」でいこうと思ったのです。
「血と同じ色だから」
赤が好きな理由を小学生の頃からそう返してきました。
周りと同じ価値観では納得がいかなかったのです。
前にもどこかに記しましたが、赤は女の色で男の色が
青の時代です。
男が赤を好きでもいいではないかと思い、赤のジャージ
を着ていたし上履きも履いていました。
赤い色が好きです。
トランクスは黒ですが。
試合中、肘でカットした際、色でも判断します。
斬った瞬間、目視で大体の深さを悟るのですが、
でも、色もそうです。
量よりも、色と質です。
色でいうと、静脈か動脈の違いになりますが、
それによって傷の深さを感じ取ることが出来ます。
粘着質の黒っぽい赤が斬った瞬間、目の前で見えるのです。
反対に着られた瞬間も同様に、誰の服かなんて分かります。
失礼、斬られた瞬間も同時に、理解します。
斬られた場合は見えませんので、でも、痛さよりも
先にやってくる熱さと痺れで分かります。
その次に、ちろりと瞼の上から肌を伝う熱でも分かります。
赤いさらさらした血はすぐに止めることがありません。
赤が好きな僕ですが、信号の止まる色が赤が何故かというと
目立つというからではなく、人間はその色に注意力や危機感を
与えるからだと読んだ記憶があります。
どの道、赤は好きな色です。
「ち」返しです。